通関士の学校や通信講座の場合は、入学から合格までカリキュラムがきちんと組まれていて、無駄な分野の勉強に時間を費やすことのないよう合格に照準を当てた勉強スケジュールになっています。

でも、独学の場合は誰かが導いてくれるわけではないので、自分で勉強計画を立てなければなりません。

時間ばかりかかって先に進まないことも


私自身がそうだったのですが、意気揚々と複数のテキストや問題集を買い込んで勉強をスタートすると、つい最初の項目からコツコツ真面目に取り組んでしまいます。

ただでさえ難しい法律の問題は、初学者にとっては言葉も言い回しも理解しづらく戸惑うことも多いでしょう。
つまづいた所をなんとかしようと、そこにとどまると時間ばかりが経ってしまい、なかなか勉強が進みません。

試験日までの勉強スケジュールを自分で組み立てる


そこで、まず最初に勉強をスタートする前に、試験日まで何日あるかを計算して自分の生活の中で何時間勉強に費やせるかを決めましょう。

そして「テキストを読み込んで基礎力をアップする時期」、「問題集を解いて応用力を養う時期」、「弱点を見直してカバーする仕上げの時期」に分けてスケジュールを組みます。

出題分野の勉強の順番


試験は「通関業法」・「関税法など」・「通関実務」の3分野なのですが、まず独学の場合、一番最初に手を付けたいのが「関税法など」からです。

関税法は貿易の輸出入に関しての基本的なことが凝縮されている法律なので、理解しておきたい専門用語もたくさん登場します。
関税法・関税定率法・関税暫定措置法・NACCS特例法・外国為替/外国貿易法・ATA条約の実施に伴う特例法があり、なかでも関税法・関税定率法・関税暫定措置法は数多く出題されます。

最初に輸出入の定義や輸出入の流れを理解し、関税のしくみ、関税の課税価格の算出法や減税額を理解しましょう。

通関業法は条例数や法令改定も少ないので取り組みやすい科目です。関税法を学んだ後に勉強するとスムーズに理解することができるでしょう。

最後に計算実務や輸出・輸入申告書の作成練習を繰り返して、素早く正確に解けるように練習してください。

独学の場合、これらの勉強を試験までに計画的に進められるように、自分でコントロールすることが大切になります。