通関士の試験問題は、全体の70〜80%が過去の問題から出題すると言われています。
一見新しい問題でも過去の問題をふまえて作られているので、過去問題をしっかりと勉強しておくことが大切になります。

問題は択一式と記述式


通関士の試験では「通関業法」・「関税法」・「関税定率法」の3つの法令問題が出題されます。そして実務問題では輸出と輸入の申告書を作成できるかを問われます。

【択一式問題の注意点】

法令問題の3分野はそれぞれ「択一式」と「記述式」にわかれています。
「択一式」とは、問題に対して5問の解答が用意されていて、そのなかで正しいものをひとつ選ぶ方法です。
択一式は、どの分野の問題でも基本事項からの出題が多いので、過去問題を何度も繰り返して自分のものにできれば、比較的楽に解答することができるでしょう。

【記述式(選択式)問題の注意点】

そしてもう一つの「記述式」(選択式)はなかなかにやっかいです。
記述式は、問題の条文の数カ所が空欄になっていて、そこに正しい答えの番号を選ぶようになっている穴埋め問題です。
簡単そうに思えますが、この問題は完答問題で、1ヶ所でも間違えれば他全部が正解でも「不正解」になってしまうので、正確に条文を暗記する必要があります。

素早くミスなく計算する訓練も


「通関業法」は択一式が10問、記述式が2問、「関税法・関税定率法」は択一式が20問、記述式が5問になっています。
そして通関書類の作成と通関手続きの実務では、択一式・計算式は10問出題されます。

計算式では正しい関税率を選択し、関税額や消費税額を計算するのですが端数の処理を間違えてしまうと計算ミスで不正解になるので、ミスなく素早く計算できるように訓練を繰り返すようにしてください。


読み返しと時間配分が重要


注意しておきたいのは、択一式の場合正解をひとつ選ぶのですが、正解がない場合は「0」にマークを付けるようになっていて、必ず選択肢の中に正解があるとは限らないということです。
「択一式は比較的簡単だから…」と思っていると、言葉の言い回しなどで戸惑わされ勘違いすることもあるので、問題や選択する解答は落ち着いてじっくり読みましょう。

また選択式の場合は、複数正解を選ぶ穴埋め式なので、ひとつでも間違いがあると不正解になってしまうので何度も読み返してチェックするようにして下さい。

私の経験では、試験問題を解く時間配分を意識して過去問代を解くことも非常に大切でした。
問題練習の時には自分で時間を計り、どれくらいの時間で全問解けるのかを体感しておくことをおすすめします。